白内障手術
白内障 核分割器具 miLOOP(マイループ)
白内障が進行すると、核が硬くなり手術が難しくなります。
マイループはあらゆる核の硬さに対応しており、術中の超音波を使用した際の負担が最大53%減少したことが報告されています。
白内障手術での角膜内皮細胞減少の主な原因の一つは、手術中に眼内に放出される※1超音波のエネルギー量です。
マイループを使用することにより、術中にかかるトータルの超音波のエネルギー量が大幅に低減されるので、術後の合併症のリスクを減らすことが期待されます。
(※1超音波…白内障手術で、核や皮質を超音波の器械で吸引します)
またマイループは核を分割するときに内側に力を加え分割することで水晶体嚢およびチン小帯のストレスを極力減らすように設計されています。
水晶体嚢とチン小帯へのストレスを軽減することで術後の追加治療リスクを低減させる可能性があります。
(ストレスがかかってしまうと、人工レンズをいれる袋が破れてしまう、人工レンズを支えるひもが切れてしまうなどが起こる可能性があります)
よって、マイループを使用することにより総合的な手術時間の短縮が報告されています。