眼内レンズ
焦点深度拡張型眼内レンズ(クラレオン ヴィヴィティ)
Alcon社独自の波面制御X-WAVEテクノロジーを採用。
遠方から中間まで連続的に焦点が合うことで自然な見え方を実現
波面制御X-WAVEテクノロジーとは?
眼内レンズ中央に2つの波面制御領域
①約1㎛の僅かな隆起した領域により眼内へ入ってくる光が、先行する光の波面と遅延する光の波面の2つに分かれることで、光が引き伸ばされ連続的に焦点が拡張されます。
②2.2㎜の領域で僅かに曲率を変化させ光の波面を網膜の前面側へシフトさせることで遠くから中間、実用的近方視までスムーズに見えます。
選定療養対象 焦点深度拡張型眼内レンズ
Clareon Vivity
Vivity®は見え方の質にこだわり、単焦点レンズと同等の見え方が実現。さらに遠方~近方までエネルギーロスがなくスムーズな見え方となっております。
アルコン社調べによる
ハロー・グレア(夜間の光の眩しさやぎらつき)が単焦点と同じくらいまで軽減
単焦点と同等のクリアな見え方 Clareon Vivity
多焦点眼内レンズは、単焦点眼内レンズと比べてグレアハロー( 光のにじみ・まぶしく見える現象)が出やすいですが、Vivity®は単焦点レンズと同程度に軽減されています。
Vivity®を選択された方のうち、術後の異常光視症に全く悩まされていない患者様が大半でした。
単焦点眼内レンズと同程度のコントラスト感度の実現
多焦点の場合、一般的に光を遠く、中間、近くなどに割り振る際、光エネルギーのロスが起きます。
それによりコントラスト感度の低下=見え方の質が落ちます。
このレンズは光エネルギーのロスがほぼないため、単焦点と同程度の見え方の質になります。
▶向いている方
- 夜間の運転をする方
- ゴルフなど運動をする方
▶デメリット
- 実用的近方視まではある程度カバーしていますが、あくまで 遠く~中間距離に強みがあるため、近くの作業が多い方やはっきり見たい方には老眼鏡が必要になります。
- 乱視用がないため(国内未発売)、乱視のある方は選択できません。
PanOptix®とVivity® それぞれの特長
費用(選定療養)29万8,000円(税込)
上記金額に手術費用(保険診療分)がかかります。
※選定療養について 詳しくはこちら
今まで多焦点レンズは完全自費でしたが、単焦点レンズと多焦点レンズの費用の差額のみを自費で追加負担いただくことで多焦点眼内レンズも選択できるようになりました。