自費診療

オルソケラトロジー

□オルソケラトロジー(両眼)15万7500円(税込)
□適応検査 5,500円(税込)
 定期検査(3カ月以降):1回3,300円(税込)
 (ただしオルソ以外の疾患による受診は保険適応です)
 (医療費控除の対象になります)
□1週間貸出:16万3000円(税込)(レンズ代+適応検査代)を頂きます。
 (1週間後継続→その日は無料。断念→14万3000円(税込)返金。トライアル費用1万4500円+術前検査代5500円=2万円頂きます。)
□次回以降のレンズ処方:1枚 4万7500円(税込)
 (レンズの寿命は2年です。ご使用のレンズを回収させて頂き、処方交換となります。)
 (レンズを回収できない場合、2年3ヶ月以上経過した場合はプログラムを終了とさせて頂きます。)
 
※レンズの値段は変わることがあります。
※トライアル期間中のレンズ破損は別途4万7500円(税込)を頂きます。
 

このような方におすすめです!

装用スケジュール

実際例

12歳男性
開始前視力 0.07 0.09
2時間後 0.4 0.7
1週間後 1.2 1.2
3ヶ月後 1.5 1.5

23歳女性
開始前視力 0.3 0.1
2時間後 1.0 0.9
1週間後 1.5 1.5
3ヶ月後 1.5 1.5

オルソケラトロジーの特徴

 レンズケアは一般のハードコンタクトレンズと同じ 
 
 夜間装用の為に特別設計された高酸素透過性ハードコンタクトレンズ 
 
 処方を始める前にお試し体験が出来る。 
 
 レンズの装用を中止すれば角膜は元の状態に戻るから安心。気軽に始められる。 

オルソケラトロジーとは

特殊なデザインの高酸素透過性コンタクトレンズを装用し、角膜の形状をやや平坦化させ、視力を回復させる近視矯正法のことです。

いままでのコンタクトレンズとは逆の使い方で、夜寝る時にレンズを装用し、朝起きて外すだけで角膜の形状が変化し視力が回復します。回復した視力は一定期間維持され、日中は裸眼でも良く見えるようになります。画期的な最新の近視矯正法として、現在世界的に注目を浴びています。

オルソケラトロジーのメリット

オルソケラトロジーの安全性

オルソケラトロジーは、アメリカで30年以上前から研究・施術され、現在、アメリカ・ヨーロッパ・アジアを中心に、世界各国でその安全性と効果が認められ、実施されております。レーシック等の外科的手術と異なり、レンズの装用を中止すれば、角膜の形状は元に戻りますので、安心してお使いいただけます。また、日中装用のコンタクトレンズとくらべても、夜間の装用なので、ほこり等が目に入ったりせず、レンズを紛失する心配も減るなど、安全・快適にお使いいただくことが出来、リスクは一般のコンタクトレンズと同等またはそれ以下となります。

使用するレンズ

当院で使用しますオルソケラトロジーレンズ:マイエメラルド(EmeraldTM)は、米国FDA・ヨーロッパCEマーク認可の長年世界各国で使用実績のあるレンズになります。アジア各国でも長年使用実績があり、日本国内でも複数の大学病院にて臨床試験が行われ、日本人の角膜形状に対して効果と安全性が厚生労働省に認可されております。

■マイエメラルド(EmeraldTM)の特徴
  1. オルソケラトロジー発祥の国アメリカをはじめ、ヨーロッパ・アジア各国等、長年にわたる世界中での実績。日本国内でも取扱い実績No.1のレンズになります。
  2. Auto-FitTMsystemによる、優れたレンズセンタリングと、他社レンズよりも早い矯正効果
    ※矯正効果は近視の度合い等個人差がございます。
  3. レンズ素材は、高酸素透過性コンタクトレンズの世界的な代表製品Bostonシリーズ(ボシュロム社)を採用。国内臨床試験でもレンズ装用期間中、角膜内皮細胞数に有意差のない結果が出ており、角膜にやさしいレンズです。

 
■オルソケラトロジー治療のレンズ比較表
当院では、国内外での実績や安全性を考慮し、「マイエメラルド」レンズを取り扱っております。
「マイエメラルド」は、数種類のオルソケラトロジーの中で、厚生労働省のみならずFDA(米国食品医薬品局)にも唯一認可されているレンズです。
 

  厚生労働省認可 FDA(米国)認可 ヨーロッパCEマーク 海外実績 国内の取扱いクリニック数
マイエメラルド 日本では一番多く採用されています。

医療費控除の対象になりますので、10万円を越した費用は補助が得られます。詳しくは国税庁による回答ページをご覧下さい。

治療スケジュール

1.初診のご予約

初診は、お電話にてご予約が必要となります。現在ハードコンタクトレンズをお使いの方は、1週間以上レンズの使用を中止していただく必要がございます。

2.適応検査

オルソケラトロジーが可能かどうか適応検査を受けます。

3.カウンセリング

検査結果を下に、説明を行います。疑問点につきましてはご遠慮なくお尋ねください。

4.テスト装用

オルソケラトロジー適応と判断された場合は、院内で1時間前後、トライアルレンズを装用していただきます。※レンズの貸出(1週間の装用体験)も可能です。

5.治療開始

オルソケラトロジーの効果を確認できたら、治療を開始します。

6.定期検診

検診は、1週間後・3ヵ月後・6ヵ月後となり、以降3ヵ月ごとの検診となります。

よくあるご質問

 Q 通院期間はどの位ですか? 
A レンズが到着して治療がはじまると、当院の規定として1週間後・3ヶ月後の定期検査があります。その後は、3ヶ月に1度の定期検査を受けてください。
 Q オルソケラトロジーレンズ使用の年齢制限はありますか? 
A 小学校低学年から高齢者までが対象となります。
 Q どのくらいの期間で効果が現れますか? 
A 近視の強さにより違いがありますが、一般的に効果が現れるのは非常に早く、数時間から遅くても1週間くらいで大きく違いが分かります。
 Q OKレンズでおこる合併症はあるのですか? 
A 正しく医師の処方通りに使用すれば問題が起こる事はほとんどありませんが軽症なもので眼表面のキズや炎症がおき、重篤なものですと角膜感染症があり、視力障害を残してしまうことがあります。
 Q ある期間でレンズを交換しなくてはいけないのですか? 
A レンズの寿命は、2年程度で交換する必要があるとお考え下さい。
 Q 連続装用しても大丈夫ですか? 
A もともとこのレンズには、連続装用可能な酸素透過性がありますが、角膜炎などの病気を生じるリスクが高まりますので、医師の判断が必要です。ご相談ください。
 Q オルソケラトロジーが向かない人はどのようなかたですか? 
A 乱視・近視の度が強い、またコンタクトレンズが適切に取り扱えない方、定期検査にお見えになられない方、などの場合、適応外になります。

オルソケラトロジー取扱い説明

【夜、レンズを装用する】

    1. レンズストッパーが敷かれていることを確かめる
    2. 手をキレイに洗う
    3. レンズをケースから取り出し、水道水でしっかりすすぐ
    4. 装着液を2~3滴レンズの凹面にのせる
    5. 鏡を下に置き、レンズを装用する
    6. ゆっくり2~3回まばたきをして、レンズを安定させる
      レンズが黒目にのっているか確認する
      空気が入っていないかを確認し、入っていれば再度やりなおす
    7. レンズを装用して30分以内に就寝する

 
【朝、レンズを外す】

    1. レンズストッパーがひかれていることを確かめる
    2. 手をキレイに洗う
    3. 洗浄保存液をレンズケースに満たす(洗浄保存液は毎日変えること)
    4. スポイトでレンズを外し、水道水で軽くすすぐ
    5. レンズケースに入れ、左右間違えないようにふたをする

 
レンズの交換
更新の場合→ 片眼=4万7500円(税込) 破損の場合→片眼=5万8500円(税込)
紛失の場合→片眼=6万9500円(税込)

    • 破損・更新の場合、現在ご使用のレンズは回収します。
    • 初診での適応検査には別途費用5,500円(税込)がかかります。
    • 1週間レンズをお使いになる場合(お試し期間中)は、16万3000円(税込)をお支払いいただきます。その後、オルソケラトロジーを継続される場合は既にお支払いが済んでおりますのでその日は無料となります。
    • 継続されない場合は、レンズをご返却の上、トライアル費用16万3000円(税込)のうち、トライアル費用1万4500円+術前検査代5500円=2万円頂きます。残りの14万3000円(税込)はご返金致します。

副作用について

もっとも注意すべき疾患は角膜感染症で、ほとんど視力低下などの後遺症を残さずに治る軽症のものから、失明状態や角膜移植を要する重篤なものまで存在します。定期検査はもちろんのこと、痛み・充血・眼脂の異常分泌など異変を感じたら装用を中止しすぐ眼科へ受診すること、また普段からOKレンズの着脱時の手洗い、OKレンズのこすり洗いなど適切なケアなどをしっかり行うことが肝要です。

その他

他のクリニックでオルソケラトロジーを受けている方が当院に継続的にオルソケラトロジーを受ける際は、改めて新規に当院にてオルソケラトロジープログラムに参加する必要がありますのでご留意ください。

 
※合併症として駆逐性出血や細菌性眼内炎、水疱性角膜症、水晶体核落下、嚢胞様黄斑浮腫などにより術前より視力が低下、最悪失明することもありえます。また、病状経過により、追加手術を行うこともあります。