さくらい眼科

予防接種・自費診療

インフルエンザ予防接種について

※今年度のインフルエンザ予防接種は終了いたしました。

当院ではインフルエンザ予防接種を行っております。

流行前に接種しましょう。(メーカーはアステラスです。)

・1回2,980円です。(2回目は2,500円になります。)

・37.5℃以上の発熱がある方、卵アレルギーの方は接種不可です。

・当院接種可能年齢は9歳以上からになります。

・最終受付は平日は17時まで、土曜日は16時までになります。

詳しい接種可能時間につきましてはお問い合わせください。

肺炎球菌ワクチンニューモバックス

「ニューモバックス®(MSD社製)」です

肺炎は死因の「第3位」で、主な病原体の「肺炎球菌」に対するワクチンです。

日本呼吸器学会・日本感染症学会の肺炎予防ガイドラインにおいて5年に1回接種することが推奨されており、また「13価肺炎球菌ワクチン プレベナー®(ファイザー製)」と併用することにより効果が高まるとのことで「ニューモバックス®」「プレベナー®」の併用が推奨されております。

  • 23種の肺炎球菌に対するワクチンですが、全ての肺炎球菌に効くわけではありません。
  • 対象は原則65歳以上で、市から補助がでます。(ただし補助は1回のみ)(補助はでませんが65歳未満でも接種可能です)。
  • 5年経つと効果はピークの8割に下がります。5年経った方は再接種することをお勧めします。
  • 安全性はインフルエンザワクチンと同等です。
  • 接種にはあらかじめ予約が必要です。(在庫があれば即日受けられます)
  • 不活化ワクチンを受けてから6日以上生ワクチンを受けてから27日以上空ける必要あり。(医師の判断で同時に受けることも可能です。)
  • 当日は激しい運動を避けて下さい
  • 当日の入浴は可能です。接種部位をこすらないようにして下さい。
  • 接種後、発熱したり、接種部位が腫れることがありますが、一般に軽症で数日で消失します。
  • 当院では1回¥6,480です。(補助に関しては下記をご参照ください)

肺炎球菌ワクチン接種について

高齢者(65歳以上)肺炎球菌ワクチンの予防接種を行っています(65歳以下も可能ですが補助はでません)

<補助について>

  • 牛久市・龍ヶ崎市・稲敷市の65歳以上の方は3,000円

肺炎球菌ワクチンプレベナー

13価型肺炎球菌ワクチン(プレベナー13®)ついて

肺炎は死因の「第3位」であり、重要な疾患であるため、何より予防が大切です。

2014年から高齢者定期接種化された肺炎球菌ワクチンは「ニューモバックス®」がありますが、日本呼吸器学会/日本感染症学会によるガイドラインでは13価型肺炎球菌ワクチン(プレベナー13®)の「併用した」接種も推奨されるようになりました。

予防も治療です。「痛い目にあう前に」接種しましょう。

  • 接種にはあらかじめ予約が必要です(在庫があれば即日受けられます)
  • 不活化ワクチンを受けてから6日以上
    生ワクチンを受けてから27日以上空ける必要あり
    (医師の判断で同時に受けることも可能です。)
  • 当日は激しい運動を避けて下さい
  • 当日の入浴は可能です。接種部位をこすらないようにして下さい。(もむ必要はありません。)
  • 接種後、発熱したり、接種部位が腫れることがありますが、一般に軽症で数日で消失します。
  • 対象は65歳以上です。
  • ガイドライン上、ニューモバックス®と併用することが推奨されています。
  • 併用することで、肺炎球菌感染症をさらに抑制することが証明されています。
  • 自治体からの補助は出ません
  • ファイザー社製です。
  • 筋肉内注射です。(上腕三角筋)
  • 当院では1回9,480円です

参考:日本呼吸器学会/日本感染症学会による肺炎予防ガイドライン(PPSV23:ニューモバックス PCV13:プレベナー)

帯状疱疹予防ワクチン

帯状疱疹予防目的のワクチンについて(50歳以上)

とにかく「激痛!」

眼科ではヘルペス角結膜炎を生じ重症例では「急性網膜壊死」という難病になり、失明することも。

  • 頑固な痛みが何か月〜何年も続くこともある、怖い病気のひとつが「帯状疱疹」です。人生のうちに6〜7人に1人なると言われています。(院長もなりました)
  • 一度水ぼうそうにかかると、ウイルスは神経節というところに潜伏し、免疫力が弱くなると活性を取り戻り、神経の走行に沿って皮疹を作り激しい痛みに襲われる病気です
  • ステロイド内服・免疫抑制剤使用中の方は接種できません
    例)シクロスポリン(サンディミュン)タクロリムス (プログラフ)アザチオプリン (イムラン)
  • 帯状疱疹になりやすい方
     ・50歳以上 糖尿病 悪性腫瘍(ガン)
     ・仕事が忙しいなど過労状態の方
  • 接種にはあらかじめ予約が必要です
  • 不活化ワクチンを受けてから6日以上、生ワクチンを受けてから27日以上空ける必要あります。
  • 当日は激しい運動を避けて下さい。
  • 当日の入浴は可能です。接種部位をこすらないようにして下さい。(もむ必要はありません。)
  • 接種後、発熱したり、接種部位が腫れることがありますが、一般に軽症で数日で消失します。
  • ある文献で発症を約半数に、発疹後疼痛を半数以下に抑制したという報告あります
  • 当院では1回6,980円(税込)です

風疹麻疹ワクチン

「ミールビック®(田辺三菱製薬)」です

  • 重要:感染症は十分な抗体がなければ加害者にも被害者にもなりやすくなります!
  • 妊娠初期に妊婦が風疹に感染すると「先天性風疹症候群」にかかるおそれがあり、「白内障・網膜症」など眼科とも大きく関係する疾患が増えることが懸念されます
  • 妊婦を守る観点から、特に、(1)妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族(2)10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)(3) 産褥早期の女性のうち、抗体価が十分であると確認できた方以外の方は任意での予防接種を受けることをご検討ください。
  • 風疹の抗体価が低い人は、麻疹の抗体価も比較的低い傾向が見られることから、風疹予防接種を受けられる場合は、麻疹対策の観点も考慮し、麻疹風疹混合ワクチンを接種されることを厚労省が推奨しています。
  • 副作用は発熱・発疹・じんましんなどで重篤なものになることはまれです。
    【風疹定期予防接種対象者】
    1歳児及び、小学校入学前1年間の幼児は、多くの市区町村において、無料で受けられます。(各市町村にお問い合わせください。)
  • 当院では1回¥8,980です。(予約が必要です)

HI抗体価検査

  • 風疹におけるHI抗体価検査は、風疹麻疹ワクチンを受けるかどうかのある程度の目安になります。16倍以下の方は予防接種の対象になります。
  • HI抗体価検査は1回\2,980で、原則予約性ですが、予約なしで受けられる場合もあります。なお、この検査を受けずにワクチン接種は可能です。
    ※HI抗体価8倍未満:陰性
    16倍以下:陰性または低抗体価(抗体が不十分)
    32〜128倍:適度の抗体がある
    256倍以上:高抗体価

風疹予防接種の年齢別接種状況

年齢によって異なる風疹の予防接種状況
出典:国立感染症研究所 男性 女性
1990年4月2日以降生まれ 2回個別接種
1987年10月2日〜1990年4月1日生まれ 個別接種
1979年4月2日〜1987年10月1日生まれ 中学生時に医療機関で個別接種
*接種率低い
幼児期に選択接種している場合あり
1962年4月2日〜1979年4月1日生まれ 接種なし 中学校で集団接種
1962年4月1日以前生まれ 接種なし

プロペシアによるAGA治療

2016年6月に、AGA「男性型脱毛症」(男性におこるつむじや頭頂部を中心にした脱毛症)用の新製品「ザガーロ」(グラクソスミスクライン社製)が発売されました。現在販売しているプロペシア(MSD社製)およびフィナステリド(プロペシアの後発品:東和薬品)によるAGA治療も引き続き継続していきますが、副作用はほぼ同等で、国際共同試験による毛髪数増加の割合がプロペシアを1としたときに「ザガーロ」は1.6と有意に大きいというデータがあります。また以前から使用されているプロペシアも実績のある薬剤で、AGAは通常進行性ですが、3年間フォローデータでは改善・進行なしが95%と好成績でAGA治療で最も有効な治療群に分類されています。ザガーロ(1箱30日分)8,990円、プロペシア(1箱28日分)6,980円 フィナステリド(1mg)5,480円(税込)(診察・問診代:1,080円:税込)です。

AGA最新治療薬「ザガーロ」について

  • 2016年6月に新発売の男性型脱毛症の治療薬です
  • プロペシア®(フィナステリド)より効果的で副作用は同等
  • ザガーロ・プロペシア共通する事柄ですが
    @服用中と中止後半年は献血不可
    A前立腺癌マーカーのPSAを下げる働きがあるので泌尿器科に通院している方や前立腺癌の検診を受ける人は主治医と相談、もしくは避けた方がよいでしょう
  • DHT(ジヒドロテストステロン)がAGAをもたらすホルモンで、テストステロン(男性ホルモン)が5α還元酵素のよって生成されます。
  • 5α還元酵素は1型と2型とあり、ザガーロの方が右図のごとく強く5α還元酵素を阻害、DHTの生成を抑制します。
    ザガーロ:1型・2型とも働きを阻害
    プロペシア:2型のみ阻害

ザガーロとプロペシアの比較表

  ザガーロ プロペシア
効果・効能 男性型脱毛症 男性型脱毛症の進行遅延
作用機序 5α還元酵素1型2型阻害 5α還元酵素2型阻害
国際共同試験による
毛髪数増加の割合
(プロペシアを1として)
1.6
副作用(勃起不全など) 同等 同等
勃起不全(プラセボで3%) 5% 6%
価格(税込) 8,990円(30錠30日分) 6,980円(28錠28日分)
後発品5,480円(28錠28日分)
献血の休薬期間 6ヶ月 1ヶ月

1箱1か月分 8,990円です(税込)

※診察・問診代1,080円(税込)眼科受診の際は無料

※在庫切れがありうるのであらかじめお電話ください

再診の方は半年分まで購入可能です。在庫がない可能性がありますので、受診1週間前までに御予約ください。

グラクソスミスクラインのホームページ、およびMSD株式会社のホームページをご覧下さい。

ICL

*以下はICL情報サイトに準じた内容となります。


上の画像をクリックしていただくと、ICLについての解説動画をご覧いただけます。

ICLとは?

ICL(アイシーエル)は、小さなレンズを目の中に移植(インプラント)して近視や乱視を矯正し、裸眼視力を回復させる新しい視力矯正手術です。レンズを黒目(虹彩)の裏側の後房と呼ぶ位置に固定するので「有水晶体後房レンズ」、「フェイキックIOL(Phakic IOL)」(phakicは水晶体の英語名)、あるいは「有水晶体眼内レンズ」ともいいます。

ICL(アイシーエル)のレンズは、「コラマー(Collamer)」と呼ぶHEMA(水酸化エチルメタクリレート: hydroxyethyl methacrylate)とコラーゲンを含んだ親水性の柔らかい素材でできています。コラマーは生体適合性が高く、目の中にいれても異物として認識されにくい、大変優れた素材です。特別なメンテナンスをする必要もなく、目の中で長期間にわたって透明な状態を維持し、長くレンズとしての機能を果たします。

レンズの移植(インプラント)には、インジェクターと呼ぶ挿入器を使用します。インジェクターがレンズを小さく折りたたんだ状態で眼内に射出するので、移植のための切開創は約3oと小さく、目にかかる負担を少なくし、日帰り手術を可能にしています。

ICL(アイシーエル)の特徴は、適応範囲が広くレーシックでは適応外となる強度近視の方や角膜が薄い方にも適応が可能なこと、視力矯正の精度が高くハードコンタクトレンズと比べても見え方に遜色がなく手術後の満足度が高いこと、など。またいったん移植(インプラント)したレンズは取り出して元の状態に戻すことも可能です。これはレーシックのように角膜を削る視力矯正手術とは大きな違いといえるでしょう。

ICL(アイシーエル)自体は、20年以上の歴史があり、現在ではヨーロッパ諸国、アメリカ、韓国、中国など世界各国で薬事承認されています。

日本でも国内治験の結果からICL(アイシーエル)の有効性と安全性が認められ、高度管理医療機器「有水晶体後房レンズ」として2010年には近視矯正用レンズが、2011年には乱視矯正も行えるトーリックレンズが厚生労働省から承認を受け、2014年には光学部中央に小さな孔の空いた新しいデザインのレンズが承認を受けています。

医療機器製造販売承認番号:22200BZY00001000

手術方法

ICLの特徴

1.高い術後満足度、鮮やかな見え方

一般に目の中の水晶体に近い位置にレンズをおいて矯正を行うので矯正精度が高く、ハードコンタクトレンズと比べても遜色のない鮮やかな見え方が得られると云われています。

これまでの調査では手術を受けた方の98%が1.0以上の裸眼視力に回復しており、手術実績は良好です。


ICL挿入眼の見え方(シミュレーション画像)

レーシックの場合の見え方(シミュレーション画像)
2.視力の長期安定性が期待できる

近視や乱視が強めの方の場合、レーシックによる視力矯正では術後数年で視力が少し戻ってきてしまう傾向があります。ICLでは、このような視力の戻りが大変少なく、長期的に安定した視力が期待できます。

3.ドライアイや視覚障害の出現が少ない

レーシックではフラップ作成時に知覚神経が切断されるため、一時的にドライアイが生じやすくなります。通常、切断された神経は3カ月程度で元に戻るのですが、もともとドライアイの症状があった場合、レーシックによって症状が悪化することもあるようです。

あるいは、レーシックでは術後に暗い場所で光がにじんで見えたり、コントラスト感度が低下することもあります。これらは、エキシマレーザーの照射径が暗所で開いた瞳孔のサイズより小さかった場合によく起こるようです。

角膜を整形しないICLではこのような視覚障害の出現が少なくなります。

表 レーシック術後に起こるといわれる主な視覚障害
ハロー(halo) 光を見たときにその周囲ににじんだ輪が見える視覚障害。主に夜間や暗所で光るものを見たときに起こります。夜間や暗い場所で大きく開いた瞳孔のサイズよりもエキシマレーザーの照射径が小さかったことにより、角膜を削っていない部分を光が通ることでこのような見え方が生じます。
グレア(glare) 光を見たときにギラギラしたまぶしさを感じる視覚障害。夜間や暗所で光るものを見たときによく起こります。角膜の炎症が原因です。
コントラスト
感度低下
暗いところで見えにくくなる視覚障害。ハローと同様、エキシマレーザーの照射径が開いた瞳孔のサイズと合わない場合によく起こります。
4.術後でも術前の状態に戻せる

ICLのレンズは大変柔らかい素材でできており、3oの切開創から出し入れが可能です。いったん目の中にセットしたレンズは、比較的簡単に取り出すことが可能です。見え方に不満がある場合、あるいはアレルギーなどの問題が出た場合に取り出して元の状態にもどすことができます。度が進んでしまった場合でもレンズを交換し良好な視力を得ることができるのです。

このほか、将来白内障になった場合はレンズを取り出して、白内障の治療をします。この際、ICLを受けた方の場合はレンズを取り出せば目が術前の状態に戻るので白内障用眼内レンズの度数決定は通常の計算式で問題なく行えます。

5.強度の近視や乱視に適応可能

レーシックでは矯正できる度数には上限があります。また角膜が薄い方の場合、レーシック不適応となり、手術を受けること自体ができません。

ICLは角膜を削らずに視力矯正を行うので、角膜が薄い方でも手術を受けることが可能です。また、幅広い度数のレンズをそろえているため、レーシックでは矯正できない強度の近視や乱視の方でも視力矯正を行うことが可能です。

表 ICLレンズの矯正量
近視用レンズ ▽球面レンズ度数
-3.0〜-18.0D(0.5D単位)
▽屈折矯正量
-3.0D〜-18.0D(0.5D単位)
乱視用レンズ ▽円柱レンズ度数
+1.0D〜+4.5D
▽屈折矯正量
-1.0D〜-4.5D
6.37万眼を超える圧倒的な使用実績数

ICLはフェイキックIOLとしては後発ですが、1997年にヨーロッパでCEマークを取得。

現在は70か国で薬事承認を取得しており、世界全体での累計症例数は37万眼以上(2013年12月末時点)と圧倒的に多い使用実績があります。


2011年末時点でのフェイキックIOL世界シェア

2011年末時点での使用実績のシェアは74%、国内では55%(2010年)とフェイキックIOLの半分以上はICLとなっています。近年日本においても症例数が急速に伸びています。

7.有害な紫外線(UV)をカット

紫外線のダメージが目の奥に蓄積すると眼病の原因になると云われています。ICL(アイシーエル)のレンズには、有害な紫外線(UV)をカットする紫外線線吸収剤が含まれています。紫外線によるダメージを軽減する効果が期待できます。

8.日帰り手術が可能

ICLのレンズはソフトコンタクトレンズのような柔らかい素材でできており、インジェクターと呼ぶ挿入器を使って細長く筒状に折りたたんだ状態で目の中に挿入します。

レンズ挿入のための切開創は3mmと小さく、慣れたドクターであれば10分〜15分で両眼の挿入術を完了します。また3mmの切開創は点眼のみで自然治癒するため、通常は縫合する必要もありません。麻酔などを含めた全体でも1時間はかからない手術ですから、目への負担が小さく、早ければ手術した翌日には回復し、視力の変化を実感できます。

9.レンズ素材の安全性

ICLのレンズはCollamerという新素材でできています。CollamerはHEMA(水酸化エチルメタクリレート)とコラーゲンを重合させた含水性の柔らかい素材で、目の中に入るとコラーゲンが体内の糖タンパク(フィブロネクチン)と結合し、レンズ表面に膜を形成します。

このためICLのレンズは眼内で異物として認識されにくく、曇ったりせずに、長期にわたってレンズとしての機能を果たすことが可能です。


タンパク質沈着テスト後のCollamer素材表面
(1000倍顕微鏡写真)

タンパク質沈着テスト後のアクリル素材表面
(1000倍顕微鏡写真)

合併症のリスク軽減が期待できる最新モデル「ホールICL」


2014年3月3日には、最新モデルの「ホールICL」が厚生労働省から薬事承認を受けました(販売名:「アイシーエル KS-AquaPORT®」、医療機器承認番号:22600BZX000850D0)。これは光学部の中央に直径0.36oの小さな穴をあけたレンズで、目の中の水(=房水)の流れを妨げない大変優れたモデルです。

従来モデルは、房水の流れを維持するために虹彩に小さな孔を開ける手術(=虹彩切開)が必要でしたが、ホールICLでは患者様に負担のかかる虹彩切開が不要となりました。また、房水の流れが従来のレンズより改善されているため、術後の合併症(緑内障、白内障等)のリスクの軽減が期待できます。

孔の大きさは光学性能に影響を与えない大きさに設計されているため、見え方は従来のモデルと同等です。非常に厳密には同じではありませんが、その差は極小で、知覚できる水準ではありません。解像度(MTF)の空間周波数特性(レンズの光学特性)はほぼ同じというシミュレーション結果もあります。

0.36o径という孔の大きさは、目の中で浮遊する微細な固形粒子の長径の6〜10倍です。とても小さな孔ですが、詰まることはありません。

よくある質問

A1:誰でもICL(アイシーエル)の手術を受けられますか?

年齢が21〜45歳で近視または乱視の方、目の病気(緑内障・糖尿病網膜症・白内障など)がなく、医師により適応が確認された方が手術を受けられます。手術前に適応検査を行い、人それぞれの近視量、目の大きさに合わせてレンズを選ぶ必要があります。

A2:ICL(アイシーエル)のレンズは目のどこに移植(インプラント)するのですか?

目の中の黒目(虹彩)の裏、水晶体の前の後房と呼ばれる位置に移植(インプラント)します。黒目の裏に固定することで、ズレたりする心配はほとんどありません。また、外見からレンズが見えることもありません。移植(インプラント)後、特別なケアは必要ありませんが、手術を受けた眼科への定期的な受診をおすすめします。

A3:ICL(アイシーエル)のレンズはどんな素材でできていますか?

コラマー(Collamer)と呼ばれる独自の素材で出来ています、ソフトコンタクトに使われる素材であるHEMA(水酸化エチルメタクリレート:hydroxyethyl methacrylate)とコラーゲンを含む生体適合性の高い素材で作られています。この素材は目の中で異物として認識されにくい大変優れた素材です。特別なメンテナンスなどをしなくても目の中で曇ったりせずに長期間透明な状態を維持し、長くレンズとしての機能を果たすことが可能です。さらに紫外線吸収剤が含まれていますので有害な紫外線(UV)をカットしてくれます。

A4:どうして手術後クリアに見えるのですか?

精度の高いレンズを使って目の中で視力矯正を行っているため、収差(光の結像のズレ、像のボケやゆがみ)が少なくクリアな見え方が期待できます。

A5:手術を行った後、どのぐらいで視力が安定しますか?

角膜を削らずに、小さな切開創からレンズを目の中に移植(インプラント)するだけなので手術当日から裸眼で過ごせます。手術直後は目の中で若干の炎症が起こるため見えにくい場合もありますが、通常は翌日から1週間ほどで良好な視力に回復することが多いようです。ただし手術による切開創は自然治癒するまでに1カ月から3カ月程度の期間を要する場合があります。このため、手術後は視力が良好に回復した後でも担当医師の指示には従ってください。また視力回復後も担当医師による定期的な受診をおすすめします。

A6:手術を行った後、視力が変わった場合はどうすればいいですか?

移植(インプラント)したレンズは取り出して交換することが可能です。あるいは移植(インプラント)したレンズはそのままにしておいて、他の屈折矯正手術を受けることもできます。また何度も手術を受けたくない方は、レンズを移植(インプラント)したままの状態でメガネやコンタクトレンズを併用することも可能です。老眼の方は、老眼鏡をかけることができます。詳しくは担当医師にご相談ください。

A7:合併症など、手術のリスクはありますか?

まれにレンズと水晶体が干渉し白内障を誘発することがあります。その場合は、いったんレンズを取り出して白内障の治療をします。また以前には手術後に、目の中の水(房水といいます)の流れに変化が生じて眼圧が上昇することがありました。現在は、レンズ中央に孔の空いた新デザインレンズ「アイシーエル KS-AquaPORT®」が登場し、合併症のリスクは少なくなっています。

A8:レンズを目の中に移植(インプラント)する治療法はICL(アイシーエル)だけですか?

角膜の内側、黒目(虹彩)の表側の前房と呼ぶ位置にレンズを固定する別の治療法が以前からあります。ただし、この治療方法では手術を受けた方の角膜内皮細胞が術後数年間で顕著に減少しているという報告があり、水泡性角膜症の発症リスクが懸念されています。レンズを後房と呼ぶ位置に固定するICL(アイシーエル)で角膜内皮細胞が著しく減少しているという報告はまだありませんが、内眼手術であるのは同じです。レンズを移植(インプラント)する以上、レンズが周囲の眼内組織と干渉するリスクがあることに変わりはありません。内眼手術によるリスクなどの詳細は担当の医師にお尋ねください。