自費診療

多焦点眼内レンズ

通常の保険診療での白内障手術の際には「単焦点」レンズを使用します。
遠くにピントを合わせた場合は、手元がみえづらい為、手元用の眼鏡が術後必要になり、近くにピントを合わせた場合は、遠くがみえづらい為、遠く用の眼鏡が術後必要になります。
多焦点レンズは遠くから近くまでの、ピントがあう距離が複数あり、単焦点レンズに比べより広い範囲でピントが合い、遠くも近くも見えやすくなるため、眼鏡なしで生活できる人が90%以上であるというデータがあります。術前検査で乱視が一定程度ある方には乱視矯正効果のある多焦点眼内レンズを使用します。
特に知っておくべきこととして以下のことがあります。
 

  1. 完全に遠くから近くまでにピントがあうわけではないので、一部ぼやけて見える領域が存在します。
  2. 多焦点眼内レンズでも数%(一部データでは7.5%程度)の方が、術後眼鏡を必要とします。
  3. 光の周辺に輪がかかってみえる(ハロー)や、強い光を眩しく感じる(グレア)など、単焦点眼内レンズでも生じえますが、多焦点眼内レンズでは強く感じることがあります。ハロー・グレアは手術後の経過とともに、慣れてくるといわれています。
  4. 一般的な白内障手術でも生じえる後嚢破損(水晶体を包む袋状の構造物を水晶体嚢といい、後ろ(網膜側)の部分を後嚢と言いますが、手術中に破損してしまうこと)や術後の眼内炎(細菌などによる眼内の炎症)などで、はじめから多焦点眼内レンズが入れることができなかったり、または一度入れた多焦点眼内レンズを取り出す必要があります。

 

費 用
多焦点眼内レンズ(乱視矯正なし) 片眼あたり 35万円8000円
多焦点眼内レンズ(乱視矯正あり) 片眼あたり 35万円8000円

例)お寺

白内障の方の見え方
単焦点眼内レンズの見え方
(遠方にピントがあっているため手元がぼやけています。)

単焦点眼内レンズの見え方
(近方にピントがあっているため遠くがぼやけています。)

多焦点眼内レンズの見え方
(遠くにも手元にもピントが合っています。)

例)ドライブ

白内障の方の見え方
単焦点眼内レンズの見え方
(遠方にピントがあっているため手元がぼやけています。)

単焦点眼内レンズの見え方
(近方にピントがあっているため遠くがぼやけています。)

多焦点眼内レンズの見え方
(遠くにも手元にもピントが合っています。)

例)リビングにて

白内障の方の見え方
単焦点眼内レンズの見え方
(遠方にピントがあっているため手元がぼやけています。)

単焦点眼内レンズの見え方
(近方にピントがあっているため遠くがぼやけています。)

多焦点眼内レンズの見え方
(遠くにも手元にもピントが合っています。)

参考)多焦点眼内レンズでのハロー・グレアの見え方例

当院では日本シェア1位アルコン社レストア®を採用しており、ハロー・グレアを軽減させる設計になっております。

 
※合併症として駆逐性出血や細菌性眼内炎、水疱性角膜症、水晶体核落下、嚢胞様黄斑浮腫などにより術前より視力が低下、最悪失明することもありえます。また、病状経過により、追加手術を行うこともあります。